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「盛り派」?
それとも「削り派」?
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■ フィギュア原型制作に役立つ本 ■
はじめの第一歩
今まで不透明だった原型/フルスクラッチの制作のノウハウが、一冊の本としてまとめられた初めての書籍だと思います。
出版された時は、「これを待ってたんだ!!」って感じでした。
材料、工具の説明から、「石粉粘土」を使った原型制作の方法、分割、表面処理、複製、塗装の一連の流れを学ぶことができます。
これから始める初心者の方に、是非手に取って欲しい最適の入門書です。
特に「萌え系」のフィギアを作りたい人向けのお手本になるでしょう。
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模型メーカーの「コトブキヤ」が本の監修をしています。「石粉粘土」を使う原型制作で、まず最初に「針金」を使った骨組みを作り、そこに粘土で肉付けをしていく制作方法について書かれています。
人体のデッサンがうまく取れない人や、ポーズを付けた原型制作が苦手という人に参考になる一冊です。
「かわいい女の子フィギュアを作ろう!」より、制作過程の写真数が多く、細かい作業の流れが分かりやすい反面、写真が小さめで見づらいので、一長一短という感じです。
その為か、分割、表面処理、複製についての記述がないので、原型制作→複製までの一連の流れを知りたい人にはお勧めできないです。
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「フィギュアの達人 初級編」の続刊。あの「模型の王国」の「東海村 源八」さんの解説しています。
「上級編」とありますが、粘土系の素材で原型制作が合わないという初心者の方にも是非読んで欲しい一冊です。
「ポリパテ(ポリエステルパテ)」という素材を使った原型制作について書かれていて、「盛り」の作業で作っていく粘土系原型に対し、「削り」によって形を出して行く原型制作になっています。
「東海村 源八」さんが長年培ってきた原型制作のノウハウ、こだわり、物の捉え方などが、分割、表面処理、複製、塗装方法と合わせて一冊に詰まっています。
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本書は内容が3つに分かれています。
1.「石粉粘土」での原型制作、分割、表面処理、複製、塗装
2.「樹脂粘土」での1/24サイズ、1/35サイズのフィギュア原型制作
(戦車や車のプラモデルについてくるフィギュアをイメージすると分かりやすいかも・・) と1/6アクションフィギュアのヘッド制作
3.アメリカン・アクショントイのリペイント、リタッチ方法
ちょっと欲張り過ぎた編集になってます。
2,3に興味がない人と、身体の捉え方に少し癖があり、複雑なポーズが付いた作例なので、初心者の方は購入は避けた方が良いかもしれません。
他の書籍と差別化されている点は、フィギュア単体だけではなく、ディオラマ的な台座を合わせて制作している点と、武器も合わせて作っている点です。
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タイトルはイタいですが、今出ている原型制作の書籍の中で、一番の充実した内容を誇る一冊です(大袈裟かもしれませんが・・)。
「石粉粘土」を使った原型制作の方法、分割、表面処理、複製、塗装まで網羅。
的確な場面で撮影された写真が、適度な量と大きさで掲載され、それでも足りないという人の為に、写真+動画の入ったDVDが付いてきます。しかし、この本を一番に推薦する理由は、人体構造の構造を深く意識している点です。読者が困惑しないよう、
筆者は敢えて解剖学的な記述を避け、さりげなく解説していますが、骨組み作り、肉付けの手順などから、それを垣間見ることができます。
その証拠に作例のフィギュアの出来は、他書に比べ群を抜いています。デフォルメされがちな「萌えフィギュア」ですが、本書の作例は人体を意識させるポイントを効果的に入れることで、他と一線を画す存在感があります。
初心者に少し難しい内容かもしれませんが、この本を参考にして諦めず作り続ければ、間違いなく力が付く一冊です。
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造形力の優れたフィギュア
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