フィギュアの作り方が分かる本を紹介しています。

 

「盛り派」?

それとも「削り派」?

■原型制作に役立つ本
■番外編
■いいセンスの本
■原型制作に役立つサイト
 

■ 原型制作に役立つサイト  ■

「MA-SA」

原型師MA-SAさんのサイト。

素体をスカルピーで制作し、細部の作り込みから仕上げをエポパテで制作していく手法を取っています。

How to的な記載ではありませんが、制作されたフィギュア数が多く、制作過程の写真がポイントごとに記録されていて、作業の流れを掴む参考になります。

また各社の様々なエポパテの使用感や特性、利点/欠点の比較の記事があり参考になります。

薬菜飯店HP

「ファンド」を用いた原型制作を行っています。How to的な記載ではなく、制作過程の写真がポイントごとに掲載されています。

原画のニュアンスの読み取りが上手い原型師さんで、顔の表情の作りが素晴らしく、動きのあるポーズのフィギュアになると、その魅力が倍増します。

女キャラが殆どですが、数少ない男キャラの「カミナ」、「シモン」の表情が活き活きしていて、カッコイイです。

「トリブレイン」

原型師桜文鳥さんのサイト。

ポリパテによる原型制作を行っています。

ポリパテの使用量の削減、制作時間の短縮の為、何パターンかの素体のシリコン型を用意しておき、そこにポリパテを詰め素体を作る方法を取っています。
その後、ポーズや体型に応じ素体を切断し、幅詰め/延長を行った素体に衣装を作り込んでいく制作過程が記載されています。

スカートをテッシュの張合わせで作り、そこに瞬着で効果させた後、ポリパテを盛付け、スカートの薄いのヒラヒラ感を出すテクニックや、リアルな肌や唇の質感を出す塗装のテクニックの記事も注目です。

「造形作家 安藤賢司の立体造形作法」

「マイコミジャーナル」というサイト内に、バンダイ『S.I.C』シリーズの原型を手掛けている造形作家の安藤賢司さんのHow to記事を見付けました。

映像資料を繰り返し見て、イメージイラストを納得いくまで詰め、その後スカルピーを使い原型制作、シリコン型の作成→複製までの一連の流れが掲載されています。

ポーズについての考察、スカルピーの扱い、混合比、モールドの入れ方今まで仕事で培ってきた考え方、知識やテクニックが記事の端々に見ることができ、大変参考になります。
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造形力の優れたフィギュア